SNOWKEL

DIARY

2015-01-28-Wed

カバの話し

自分の名前が大嫌いだった。

子供の頃は、なんだってカバなんだろう。虎とか龍だったらカッコ良いのに。と、よく思っていた。

カバはダサい。

 

先ず、大きさで象に負け。

個性でサイの角に負け。

水辺ではワニの格好良さに負ける。

個性と言えば歯磨きとうがい位。

でも、別にカバは歯並びが良いわけでは無い。

多分、うがいもしない。

 

回文を理解し出した小学校低学年の頃なんて、もう最悪だった。

 

「おい!バカ村!!」

 

多分、僕は平均的な皆の20倍はバカと呼ばれている。

 

珍しい名前だから、皆に覚えてもらえて良いよね。ありふれた名前の知人は言うが、大きな間違いだ。

何年もお世話になっている恩人にも平気でカバシマとよばれる。

ニ十数年一緒にいる親友の親も、今だに僕の事をカバヤマだと思っているらしい。

 

と、香葉村もカバも嫌いだった僕だが、今は結構気に入っている。

初対面の人と必ず話題になるし、話題になった時面白く終われるテンプレートも出来上がった。

年賀状やら手紙やらを描く時も、良いロゴのネタになるし。

何時の間にかカバも気に入って、グッズも集めだした。

 

でも、カバヤマ、カバシマと、呼ばれると凹む。

それはただの間違いだもの。

最近お気に入りのおもちゃ。

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