SNOWKEL

DIARY

2015-02-13-Fri

バレンタイン

寒いのは嫌いだ。
対応しないと風邪をひく。
着込むと体が疲れる。
滅多に肩こりにならない僕も、この時期はたまに肩が張る。
いやだなぁ、寒いの。
疲れるなぁ。

 

明日はバレンタインデイ。
中学校の頃さ、三人組で遊んでて。
バレンタインのあの日も、おがちゃんとこみと三人で帰ってた。
二人はモテる。
二人だけじゃないな、僕の友達はみんなイケメンだ。
僕は頭二つモテなくて、頭一つ小さかった。
彼らはチョコの話を中々しない。
貰ってない僕に気を使ういいやつだ。
でも、鞄の中身がチョコだらけな事はお見通しだ。

 

気づくと、後ろから女子が二人ついてくる。
「香葉村クン!!!」
僕が呼ばれる。
おがちゃんとこみはニヤニヤ僕を見る。
僕は「やれやれ」と女子に向かう。

そして、二人は二人にチョコを渡す様に僕に言う。
いや、期待はしてなかったよ。
毎年恒例だ。
でも、うん。

二人のチョコを二人に渡して家に帰る。
家で食べる母親からのチョコはなんだか敗北の味がした。

 

あの頃はモテたかった。
好きとか嫌いとかそんな事でやいのやいの言いたかった。
放課後帰り道に一緒に帰って、同級生に揶揄われたかった。
靴箱にラブレターを入れてほしかった。
授業中に小さく折った手紙で放課後のデートの約束をしたかった。

 

明日僕はきっと義理チョコを貰うだろう。
今頃きっと、女子諸君はラブレターを書くんだろう。
誰かが誰かと付き合って、チョコを貰えたりあげたり。
みんなの恋愛が成就します様にお祈りしております。

では、また明日。.

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