SNOWKEL

DIARY

2015-04-02-Thu

あの日から今まで

レコーディングをしてきました。

シュノーケル再始動後初のレコーディング。

 

何年もベースから遠ざかっていて、久しぶりのレコーディングは不安で一杯でしたが、とても楽しめました。

やればやる程に思い出す。

やればやる程に新しい世界が見えてくる。

もっと見たい。

もっともっと感じていたい。

そう思えるレコーディングでした。

 

 

やっぱし音を作るのが大好きなんだね。

 

 

 

 

音楽を辞めようと思った日は、なんだか冷静だった。

新宿の街を珍しくシラフで眺めながら「あぁ、俺は此処までだな」って思った。

心を許してる人に「音楽辞めても良いか」って聴いたらビックリしてたっけ。

そして僕は、投げ出してしまった。

逃げ出してしまった。

 

僕は音楽を辞めました。

 

空白の生活で、モンスターハンターをしながら、何も起こらない日常を眺めていた。

 

普通に働くってなんだっけ?

とりあえず、やれる事やってみよう。

すぐに社員の話が来たけど、危ない世界っぽかったから辞めて、自分の立ち位置を知った。

そんなときにさ、地元の、保育園からの友達が東京まで「仕事だからって」数日遊びに来てくれた。

今考えればそんな仕事なかったんだよね。

でも、数日一緒に居てくれた。

仕事もくれて、割の良すぎるバイトをくれた。

 

その後、なんとか立ち直りながら、シュノーケル以前の夢を思い出した。

色んな人と、家族の支えが有ったからだと、深く感謝します。

 

 

社会福祉のお仕事をしています。

俺が生きて来て、支えてもらった業界で働きたいと、ガキの頃からずっと思ってた。

そんな時にシュノーケルチームに呼び出されて、再結成の話を持ちかけられた。

正直迷ったけど、西村と雅人の顔を見てたら、一回だけならやろうって思ったんだね。

 

 

 

シュノーケルをやりだすと、もう止まらない僕たちが居ました。

 

 

 

今は二足のわらじです。

メンバーにも迷惑かけながら、今の僕の夢を一緒に見てくれている。

活動に限界があって、待ってくれている皆にもね、ごめんって思っています。

 

夢を叶えるのは一筋縄じゃ行かない。

きっと君の夢もそうだろ?

僕の夢もそうです。

 

 

でもさ、やりたい気持ちに嘘ついても始まらない。

再結成の話を断ったとき、雅人は笑ってた。

「どうせお前はやるけんね」と言いたげだった。

見透かされて腹が立ったが、その通りだよと思った。

おびさんは優しく諭してくれて、西村は優しく、困った顔で僕をみていた。

 

凄く長くなっていて、申し訳ない。

 

ただ、本当に。

本当は、凄く嬉しいんだ。

プレイバックで聴く音も、雅人のドラムのチューニングも、西村のレコーディングの癖も。

 

あの頃と、今と、僕と、シュノーケルと。

この音をいずれ聞いてくれるみんなと。

分かち合う準備をまた出来ている今に。

 

明日もまたレコーディングです。

相変わらずの僕たちは、明日また明後日の話をします。

 

 

では、長くなったけど、僕のあの日から今までです。

また、明日。.

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