SNOWKEL

DIARY

2017-03-07-Tue

ざわついて煌めく

なんだかんだ、僕は素人なのですが、負けず嫌いが功を奏して此処にいます。

そう、初めは何も知らなかった。
続いてる事の全部は独学だ。
独学と言っても、まるっきり一人ではなく、いろんな方のいろんなヒントで進んできたが。
大体は一人で考える。
ルールは一個。
「間違えてもいいから、今の自分を信じる」事。
沢山恥もかいたし、間違えたけど、それはそれ。

そもそも、僕の人生なんて、恥の掃き溜めだ。
大切なモノから失くしてきたし、
大事な事から『面倒だからあとでやる』のシールを貼ってきた。
なのに、退屈が怖いから。
ギターと映画とイラストに転がり込んだ。

コロコロ
コロコロ

夢見る事は不幸のない世界とか、宇宙とか、革命とかアナーキシズムとか。
あとは、時間の戻し方と、時間の止め方。
頭のおかしい子供時代。

めげずに、

コロコロ
コロコロ

転がった先に着いたんだ。
大切な事の大半は其処で学んだ。
でも、平気で跡にした。
ふわりと、僕は其処から居なくなる。

コロコロ転がってって、ロックンロールに出会って。
でもロックってか。手足を上下に伸ばして、リビングを転がる感じ。
絨毯の匂いが不快だが、思い出すと心地いい。
絨毯の下の畳の匂いと、端にあるやたらでかい画鋲。
襖の通るレールに数式を書き込んで行く。
多分意味はない。

福岡の街は僕をざわつかせる。
忘れたい過去と忘れない過去と、
アレとソレとがぐちゃぐちゃに混ざってて。
未来を描く余裕のないガキの僕が僕を駆り立てる。

さぁ、フジタユウスケについて書こう。
彼と出会った時のことは覚えていない。
カッコイイ子だなぁ、、、。
と思った事は覚えている。
ラップで書いた感じのアレだ。

人と打ち解けない僕は、シュノーケルにすぐ馴染む彼を見て
羨ましいな、、。
と思った。
こんな風に音楽ができたら楽しいだろうなって思った。
んで、こんな僕なので、どう接したら良いかもよく分からなかった。
休止前のシュノーケルの最後の方だったし。
僕に余裕が無かったんだね。

少しずつ、本当に少しずつ一緒に歩いて。
一歩進んで二歩下がって、三歩進んだ時はだいたい酔っ払ってて、覚えてなくて、、、。
長い時間をかけて、好きになっていった。
活動休止から復帰前のシークレットライブのライブハウスで彼が声をかけてくれた事は、鮮明に思い出す。

こんなに真直ぐ向かい合うのは初めてかもしれないと思った。

「一緒にツアーやりたいんだよね」

とても、嬉しかった。
なんだか、ほっとした。
まだ音楽続けて良いんだって思った。
ありがとうって言いたかったけど、恥ずかしくて言えなかった。

コロコロ
コロコロ

転がる事しか出来ませんが。
僕には僕を信じさせてくれる仲間がいます。
リモコンを部屋で無くして、アマゾンで注文してしまう位ダメな僕ですが、
諦めずに話しかけてくれる人達が居ます。

僕は何も変わりませんが、僕の周りはどんどん変わります。
支えられて、僕も違うことが沢山出来るようになりました。
人に優しくなれました。


では、皆さん。
とても、とても、美しいツアーが出来ました。
ありがとうございました。
とても、とても楽しかったです。
また会いましょう。

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