なんだかんだ、僕は素人なのですが、負けず嫌いが功を奏して此処にいます。
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そう、初めは何も知らなかった。
続いてる事の全部は独学だ。
独学と言っても、まるっきり一人ではなく、いろんな方のいろんなヒントで進んできたが。
大体は一人で考える。
ルールは一個。
「間違えてもいいから、今の自分を信じる」事。
沢山恥もかいたし、間違えたけど、それはそれ。
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そもそも、僕の人生なんて、恥の掃き溜めだ。
大切なモノから失くしてきたし、
大事な事から『面倒だからあとでやる』のシールを貼ってきた。
なのに、退屈が怖いから。
ギターと映画とイラストに転がり込んだ。
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コロコロ
コロコロ
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夢見る事は不幸のない世界とか、宇宙とか、革命とかアナーキシズムとか。
あとは、時間の戻し方と、時間の止め方。
頭のおかしい子供時代。
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めげずに、
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コロコロ
コロコロ
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転がった先に着いたんだ。
大切な事の大半は其処で学んだ。
でも、平気で跡にした。
ふわりと、僕は其処から居なくなる。
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コロコロ転がってって、ロックンロールに出会って。
でもロックってか。手足を上下に伸ばして、リビングを転がる感じ。
絨毯の匂いが不快だが、思い出すと心地いい。
絨毯の下の畳の匂いと、端にあるやたらでかい画鋲。
襖の通るレールに数式を書き込んで行く。
多分意味はない。
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福岡の街は僕をざわつかせる。
忘れたい過去と忘れない過去と、
アレとソレとがぐちゃぐちゃに混ざってて。
未来を描く余裕のないガキの僕が僕を駆り立てる。
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さぁ、フジタユウスケについて書こう。
彼と出会った時のことは覚えていない。
カッコイイ子だなぁ、、、。
と思った事は覚えている。
ラップで書いた感じのアレだ。
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人と打ち解けない僕は、シュノーケルにすぐ馴染む彼を見て
羨ましいな、、。
と思った。
こんな風に音楽ができたら楽しいだろうなって思った。
んで、こんな僕なので、どう接したら良いかもよく分からなかった。
休止前のシュノーケルの最後の方だったし。
僕に余裕が無かったんだね。
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少しずつ、本当に少しずつ一緒に歩いて。
一歩進んで二歩下がって、三歩進んだ時はだいたい酔っ払ってて、覚えてなくて、、、。
長い時間をかけて、好きになっていった。
活動休止から復帰前のシークレットライブのライブハウスで彼が声をかけてくれた事は、鮮明に思い出す。
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こんなに真直ぐ向かい合うのは初めてかもしれないと思った。
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「一緒にツアーやりたいんだよね」
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とても、嬉しかった。
なんだか、ほっとした。
まだ音楽続けて良いんだって思った。
ありがとうって言いたかったけど、恥ずかしくて言えなかった。
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コロコロ
コロコロ
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転がる事しか出来ませんが。
僕には僕を信じさせてくれる仲間がいます。
リモコンを部屋で無くして、アマゾンで注文してしまう位ダメな僕ですが、
諦めずに話しかけてくれる人達が居ます。
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僕は何も変わりませんが、僕の周りはどんどん変わります。
支えられて、僕も違うことが沢山出来るようになりました。
人に優しくなれました。
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では、皆さん。
とても、とても、美しいツアーが出来ました。
ありがとうございました。
とても、とても楽しかったです。
また会いましょう。