SNOWKEL

DIARY

2017-04-15-Sat

34歳 中堅 売れないバンドマン の 日常

今日は今日で日常があった。
寝不足で足元がフワフワとしていた。
空がすぐそこにあるみたいな感覚で、葉桜が綺麗だった。
自転車で30kmくらいで走る。
サイクリングロードは、高価そうな自転車に乗る初老の男性がたくさん居る。
働き尽くした人生の終盤に、趣味に汗を流す姿を見るのは、なんだか羨ましく思う。
彼は刑事だ とか 彼はフランス料理のコックだ とか、勝手に道行く人にバックホーンを付けて遊ぶ。
人の人生を妄想する。
悲しい人生や、幸せな人生を。

家では 
ベースを弾く と 休む を繰り返す。
ベース 本 ベース youtube ベース 動画制作の勉強 ベース 
企画立案 ベース 書類作成 エンドレスベース プランを立てよう

ご飯を外で済ませて、また帰ってベースを弾く。

朝のサイクリングロードのフワフワした幸せを振り返って、
今日もどこかで悲しいことと嬉しいことが半々位で起こってるんだろうなと思う。
様々な人の様々な日常。
ドラマみたいな出会いや別れが今日もどこかで。

34歳 中堅 売れないバンドマン の 日常
この間で会ったお姉さまと今日話してたら「息子がシュノーケル知ってたわよ、凄いバンドなのね」仰しゃる。
「恐縮です、ありがとうございます。最近アルバム出したんで、買ってください」と笑顔で応える。

入浴する。
今日は44度に設定。
お風呂では時代物の漫画を読むのが最近の流行り。
仕事人が活躍する漫画を読み耽る。
逆上せてくる前に風呂を出る。

今日の今までの僕の動き。
コレに、ずっと翌日のライブの事を考えていた。
明日のライブ。
明日はライブ。
ライブ、ライブ、ワンマンライブ。
考える。
考える。
ベースを弾く時は思考停止。
体と手と脳みそと魂に意識を譲る。
僕が居なくなる。
完全に僕が居なくなったら、僕だけになる。

たった今、友達から、アルバムの感想がラインで届く。
嬉しいなぁ。

そう、話を戻そう。
完全に僕が居なくなったら、僕だけになる。
音楽に身を委ねる。
僕を手放して、好きに流れていく。
ふわりと宙に舞って、僕は漂う意識になる。

明日は明日の日常があるんだろう。
誰かにとっては章の終わりで、誰かにとっては始まりで、
誰かにとっては楽しくて、誰かにとっては何もない日で。

明日はライブです。
ライブで会いましょう。

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