めがねこわれた。

だいたい壊れて買い換える。

買いに行く時間が無い。

我が家に前のメガネはあるのか。

メガネが無ければフライングメガネが出来なやしない。

憧れのベーシストは僕のフライングメガネに憧れているのに。

どうする俺！！

どうなる名古屋！！

もしもの時は、、

裸眼の力を見せてやる！！

（幽遊白書の飛影風に）

 .

流線型のベースが弾きたい。

歩いていてふと思う。

魚みたいにスイスイと。

泳ぐ魚をイメージ。

ドラムのリズムとギターの和音の中を、何の抵抗もなく泳ぐ流線型のイメージ。

イメージの中でベースが鳴る。

あぁ、こんな風に弾けたら楽しいだろうな、と思う。

帰ってベース弾こう。

このイメージを鳴らそう。

部屋にてベースを弾く。

流線型のベースを録音してみる。

溺れる魚が現れ愕然とする。

あと3日で流線型になろうと思う。

だいたいこんな風にベースを練習する。

だいたいこんな日常だ。

3on3名古屋編までもう少し。

すげーーーーライブになるよ。

だって、流線型のイメージだもの。.

春がキタキタ花粉がきた。

あの、花粉のお薬のCMが気になる。

花粉が辛くなくなった少女。

辛くない旨と、その商品の名前を言うんだ。

でも、その少女はすこぶる鼻声だ。

気になるんだ。

それで良いんだ。

きっと、この気になる気持ちも織り込み済みで、CMディレクターはキャスティングしているんだ。

僕の違和感も感情も、きっと誰かにコントロールされている。

僕は運命論者だ。

右を選ぶも左を選ぶも、予め決まっていると信じている。

何をしても、何をしなくても、予め決まった未来へ進むと思っている。

なので僕は今日もやる事全部好きになれる様なマインドを鍛える。

どうせ決まっているなら、気持ち良く進みたい。

多幸感を感じながら、タバコに火を付ける。

ああ、本当は煙草やめたいんだ。.

福岡では春一番が吹いたらしい。

春が来る。

春は始まりの季節で、別れの季節。

人より卒業回数が少なめなので、思い出は無い。

本当に無いなぁ。

中学の頃、ボタンはしっかり付いてた。

式が終わって、何か食べに行ったのか？

覚えていない。

先生は全員敵だと思っていたので、感謝もしなかった。

刺繍が入った学ランを着たりもしなかった。

友達とも喧嘩してたし、次の日から社会人だったので、普通の一日だった。

中学を卒業して、ハローワークで見つけた寿司屋の板前見習いの職に着いた。

板前見習いとは名ばかりの、回転寿司の時給が安いバイトみたいなもんだったなぁ。

ひたすら巻物を機械で作っていた。

最初の給料で買ったギターはギブソンSG。

なんだかんだ楽しかったが、時給で考えるとアホみたいに安かったので、16歳になる時に辞めた。

ボーナスも社会保障も無かったので、今思えば騙されてたなw

んで、ビジュアル系バンドに入る。

コピーバンドなのに動員が100人超えてたから凄いよね。

そういう時代だった。

その後、バイトとバンドを転々としてたら、合コンで出会った少女にバンドに誘われる。

そのバンドで人生が変わり出す。

ノッポの彼と出会う直前のバンド。.

ベーシストはかっこいい。

ベース一本で身を立てるその姿は美しいと思う。

僕はベーシストにはなれ無いな。

僕はバンドマンであってベーシストでは無い。

バンド以外でベースを弾いたりしたこともあったが、あんましうまく行かない。

音楽は多望に不向きだ。

家族の評価はこうだった。

人より早くギターを始めたお陰で、人より早くうまくなれた。

その頃も音楽は不向きだなぁ、とよく感じてた。

でもまぁ、本当にアレだ。

好きこそ物の上手なれ

だ。

バンドが好きで、リズムが大好き。

歌は好きだけど歌えない。

ふんわりと始めたベースだったけど、弾いてると楽しいんだな。

多分僕はベーシストになれ無い。

ベース一本で身を立てる事は無い。

薄暗いLIVEBARで、即興演奏なんて出来ない。

でも、バンドマンはそれで良いと思う。

西村さんと山田がいて、やっと僕は音楽と向き合う。

メンバーが居て、僕はベースを握り込む。.