今日は練習日だ。
都内のスタジオまで結構かかるので、早めに出るが間に合わない。
出る前にコーヒーを飲んだせいだ。
間に合わないと思いながらもエスプレッソを味わう。
焦らず、ゆっくりとエスプレッソの抽出を待つ。
あぁ、優雅。
バイクと電車でスタジオへGO
スタジオに一分遅れで着くとヤマダマンが居た。
挨拶をして、スタジオに入る。
練習は順調。
全力で弾いたからか、体がバキバキになる。
LIVEを想像すると楽しい気持ちになる。
今回はみんなどんな顔するだろう?
僕はどんな顔になるだろう。
願わくば背中から羽根が生えるみたいな、心臓が裏返ってしまうような感覚が欲しい。
そうなる様にテイクを重ねる。
スタジオ終了。
明日は朝から用事が出来たので早く帰る。
冬はマフラーだね。
ふわふわとブログを書くと、ついつい暗い文章になる。
いや、別に暗いわけじゃ無くて、自分を掘り起こし過ぎて、拗らせた気持ちをついつい引き出してしまう。
さっきも酷くさらけ出しそうになったので全部消した。
なので、普通の事を探して書き直す。
好きなモノの話を書いてみよう。
趣味は読書と料理と絵を描くこと。
最近は料理が一番楽しい、誰かに何かを作るのは最高だ。
もつ鍋を振舞ったりしながら福岡の話をすると、とても幸せな気持ちになる。
黙って食べられると不安になるし、過激に調味料を足されると不機嫌になりそうになる。
一口目の前に唐辛子なんか入れられた日にはもう、キーーー!!!
なので、僕は誰かのご飯を食べる時はリアクションを大きくしようと心がける。
嘘じゃ無くて、気持ちを盛り上げる。
世の中の男子諸君!
気をつけなはれや!!!.
ビールを飲む。
僕は殆どビールしか飲まない。
飲みに行っても朝までビール。
ビールとセブンスターがあればある程度の幸せ。
幸せだ。
漠然とした課題だが、小さい頃から幸せになりたいと強く思っていた。
幸せに必要なパーツを想像して絵に描いて遊んでいた。
例えば、一軒家だったり、お花だったり。
大きなテレビと、変わったペット。
白くて大きな家のペンキを仕事の合間に塗り替える。
ペンキで汚れたオーバーオールを着て。
大きなバイクと小さなバイクとバスを所有する。
子供ながらになんだか具体的な幸せを描いていた。
自分は幸せだとよく思うし、まだまだ、幸せの途上に居るんだとも思う。
ビールを飲んでいると、ビールを飲みながら五階のベランダに座る母親のシルエットを思い出す。
蚊が入るからと真っ暗な部屋で家族で過ごしていた。
母はビール、姉と僕は雪見大福を分け合う。
ベランダからはももち浜の花火が見える。
貧乏だったが幸せな記憶。
多分僕のビールは母親譲りだな。
乾杯.
節分には太巻きを買って、皆で黙って同じ方向を向いて食べる風習があるという。
なんだか、凄い風習。
僕が子供の頃は、豆を鬼に向かって投げる日だった。
鬼に扮した誰かに、フルスイングで豆を投げる事が許された日。
鬼は外!
福は内!
鬼は外!
福は内!
ゲラゲラと笑いながら、痛がる鬼に豆を投げつける子供たち。
怖い風景だ。
あれ?
鬼は外で窓から豆を投げるんだっけか?
福は内で家の中に撒いて?
んー?
あんまり覚えていないが、家でやった記憶は無い。
小さい頃はやったかもしれ無いが覚えていない。
豆や穀物には、厄災を祓う力が秘められているという。
禍々しいモノ=鬼に豆を投げつける事で、鬼を退治し、その豆を食べる事で自分の中の厄災をも祓う風習なそうな。
平成の初め頃
おーい!大変だ青鬼どんが豆でやられたぞー
畜生め!!何たって人間は俺たちに豆を投げつけるんだ!!
仕方ないのじゃよ、我々鬼は存在自体が厄災。人もまた生きるためなのじゃ!
てやんでぃ!!おいらぁ人間はにギャフンと言わせちゃりますけんね!!
やめーい!!人を傷つけてはならぬのじゃ
しかし、このままじゃあ、俺たち鬼はやられてばかりじゃねえか。
お父さん!あたい思い付いたんだ。もっと平和で馬鹿みたいな事を流行らせれば、人間は鬼退治を、辞めるんじゃない??
それじゃ!!
皆のもの!飛び切り馬鹿みたいな風習を考え流行らせるのじゃ!!
そして僕は太巻きを買おうか悩み出す。.
酔いどれながら歩くのが好きだ。
冬の景色は冷たくて、僕の背筋をしゃんとさせる。
月が丸いとなお良い。
視力低下気味の僕には、だいたいが満月様にみえる。
姉と夜のベランダでUFOを見つけた。
見慣れた景色に大きな葉巻型のUFOが浮かんでいた。
あの頃は姉もぼくもまだまだ子供で、二人で過ごす時間が多かった様に思う。
中空に浮かぶ葉巻型のUFOは突然消えた。
UFOを始めて見る僕には衝撃的だった。
「私は昔良くUFOに攫われよったけんね」
そう発した姉は、幼少期にUFOに攫われて受けた実験の話しや、会話の話、UFOの話を矢継ぎ早に僕に話す。
怖くなって、無力な自分に泣いたのを覚えている。
それから何年も経って、姉にその時の一連を話すが、まったく覚えてい無いと言う。
あの話は弟をからかう嘘だったのかなんなのか、彼女が覚えていない以上闇の中だ。
ただ、あれ以来姉の人生は神がかっている。
無茶苦茶なのに、筋が通っていて。
欲しいものもドンドン手に入れる。
多分彼女は攫われて改造されたんだろう。
だから彼女はすごいと思えば何か納得いく。.